| エンジン総排気量 | 998cc |
|---|---|
| キャブレター | ミクニTMRφ38mm |
| エキゾーストシステム | カーカー |
| 電装系 | ASウオタニ SPⅡ |
| オイルクーラー | アールズ |
| ホイール | (F)ダイマグ CH-3 2.75-18 (R)ダイマグ CH-3 4.00-18 |
| タイヤ | (F)ブリヂストン BT-016 110/80-18 (R)ブリヂストン BT-016 150/70-18 |
| Fブレーキ | キャリパー：APレーシング CP2696 ローター：PMC |
| Rブレーキ | キャリパー：APレーシング CP2696 ローター：PMC マスター：ニッシン |
| Rショック | オーリンズ |
| スイングアーム | PMC |
| ステップ | PMC |
| シート | PMC |
当店ではZ1000Rの修理やレストアの依頼を多くいただきます。このマシンのオーナー様も修理のための入庫がカスタムのキッカケでした。
これまで数多くのS1レプリカを手掛けてきた実績もありますが完全なコピーともなるとかなりの出費が必要です。
そこで外観上、目につくブレーキローターやステップ、スイングアームはS-1タイプを、エキゾーストシステムにはカーカーを採用することでローソンレプリカとしての雰囲気を持たせることを重視しました。
ただその一方使い勝手や信頼性を向上させることも重要です。当時風の雰囲気を残しつつ随所に現行パーツも採用することで普段使いにも十分配慮させていただきました。
フロントのブレーキローターもS1を指向するならこの形状は欠かせないとしてPMC製とした。またブレーキキャリパーは雰囲気は持たせつつも制動力などを重視してAPレーシング製とした
オイルクーラーはアールズ9インチを選択した。取り付け方法はゴムバンド式を採用することで振動によるコア破損を防いでいる。アイキャッチとしての効果も高い方法だ
スタイル的にはCRを好むユーザーも多いだろうが、キャブレターはオーナーの好みを反映して扱いやすいとされるミクニTMRをチョイスしている。高回転時の暴力的な加速感よりも、ストリートで多用される低中回転域からのトルクフルな加速特性を重視してセットアップした
S1スタイルを追求するうえでは外せないS1タイプのステップを装着。これはZ1000Rにとって定番チョイスとなるが、それだけに車体とのマッチングは非常に良好だ
シートもスタイル面で欠かせないS1タイプをチョイス。座面はかなり柔らかいのが特徴だ。また座面部分の表皮はディンプルタイプになっているのでライディング時の滑り防止に寄与する
エキゾーストシステムも定番のカーカーを選択した。スタイル面はもちろんのこと、スチール管がかもし出す重厚な排気サウンドも魅力で、空冷カワサキ車のマストアイテムでもある
スイングアームもS1をイメージしたPMC製に変更している。ピボット部分にはオイルキャッチタンクを備えており、レーシンクキャブレター化した際のブローバイ処理に悩まずにすむ
ホイールは前後ともにダイマグ18インチをチョイスし、スタイルアップと性能向上を両立させた。またブレーキはフロント同様にAPレーシング製キャリパーで強化している
