




| エンジン総排気量 |
1,035cc |
| ピストン |
ワイセコφ71mm |
| キャブレター |
ヨシムラTMR-MJNφ40mm |
| エキゾーストシステム |
アクロス |
| 電装系 |
ASウオタニ SPⅡ |
| オイルクーラー |
アールズ |
| ホイール |
(F)PMC マトリックス 2.75-18 (R)PMC マトリックス 4.50-18 |
| タイヤ |
(F)メッツラー ロードテックZ8 110/80-18 (R)メッツラー ロードテックZ8 160/60-18 |
| Fブレーキ |
キャリパー:APレーシング CP2696 ローター:サンスター マスター:ニッシン |
| Rブレーキ |
キャリパー:APレーシング CP2696 |
| Fフォーク |
モリワキ・カヤバ |
| Rショック |
オーリンズ |
| スイングアーム |
クリエイトスタッフ |
| ハンドルバー |
Zパーツ |
| ステップ |
マッコイ |
| etc. |
今回のこの車両はあくまで旧車としての存在感や乗り味を求めました。そのためフレームには一切手を入れず、またパーツも極力現代的な外観のモノを避け、旧車の味を損なわないことを念頭にカスタムを進行。
フロントフォークは性能が向上するうえ、ブラケットを交換しなくても装着可能なモリワキ・カヤバφ36をチョイス。ブレーキもAPレーシング製CP2696をセット。これらはオーナー様との念入りな相談を繰り返し選択していきました。
出来上がったこの車両はカスタムしつつも外見の変更は最低限、全体の性能を底上げしたことで“気軽に乗ることができる旧車”といえるのではないでしょうか。

フロントフォークに選んだのはモリワキ・カヤバ。オーナーがもともと所有していたそうだが、インナーチューブ径がφ36mmと純正ブラケットに無加工で装着可能な点や、シンプルな造形で旧車のイメージを損なわないうえに性能向上が図れる点を考慮して採用を決定
フロントブレーキはAPレーシングのCP2696とサンスター製φ320mmローターを組み合わせて十分な制動力を発揮。ストリートやサーキット走行で不安のないブレーキング性能を獲得した
エンジンはワイセコφ71mmを用いて1,035cc化。それにともない圧縮比も高まっており、エンジンの発する熱量も高まった。その対策としてアールズのオイルクーラー(13段コア)を採用
キャブレターはヨシムラのTMR-MJNφ40mmを採用。ファンネルはショートタイプを選択し、高回転時のパワーフィールを重視しているが、扱いやすさも考慮してセッティングされている
ステップはマッコイをチョイスした。見た目のシンプルさと操作感を評価しての採用で、かつアップタイプのマフラーと干渉しない位置関係のモノを探し出した結果である
エキゾーストシステムはアクロスのブロッソム。フルチタン製でフレーム加工することなくアップタイプにできる、という条件から選択された。青い焼き色もオーナーのこだわりだ
スイングアームはクリエイトスタッフ製。角型で十分な剛性を持ち、リヤホイールのワイド化に無理なく対応する。また、リヤショックはカスタム界では定評あるオーリンズ製をチョイスした
ホイールは前後ともにソードのマトリックスで18インチとし、空冷Zのハンドリングをたもちながらもタイヤはワイド化。また、リヤブレーキもコントロール性を重視して変更している
