エンジン総排気量 | 892cc |
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ピストン | SOHCエンジニアリングφ70mm |
キャブレター | ケーヒンFCRφ35mm |
エキゾースト システム |
モリワキエンジニアリング |
オイルクーラー | アールズ |
電装系 | ASウオタニ SPⅡ(+α) |
ホイール | (F)モーリス 2.75-18 (R)モーリス 4.50-18 |
タイヤ | (F)ダンロップ ロードスマートⅡ 110/80-18 (R)ダンロップ ロードスマートⅡ 160/60-18 |
Fブレーキ | キャリパー:APレーシング4ポット マスター:ニッシン別体式 |
Rブレーキ | キャリパー:APレーシング2ポット |
Fフォーク | アドバンテージカヤバ |
ブラケット | PMC |
Rショック | ヨシムラショーワ |
スイングアーム | PMC |
ステップ | モリワキエンジニアリング |
etc. |
10年以上前からこのZ2で当社に出入りしているオーナーが数年前からカスタムに着手。ほぼノーマルの状態からスタートし、とくに足まわりを中心に強化しました。年に2万kmはツーリングで走り回っているという使い方を考慮し、各部をハイグレード化させることで快適なライディングを楽しめるように作り込んでいきました。
しかし走行性能を重視するとはいえ、前後17インチ化に代表されるような車体全体の大刷新、という手法は採用していません。Z2としてのイメージはそのままにしながらもライディングを楽しめるようにと、現行パーツでも派手さを抑えたデザインのアドバンテージカヤバ製フロントフォークやAPレーシング製ブレーキキャリパー、モーリスホイールなどを採用。70年代車的な雰囲気を持たせつつ、Zとしての乗り味を損なうことなく性能アップさせようと意図しました。ただし、その一方でスイングアームにはPMC製アルミスイングアームを用いるなど、雰囲気だけにこだわるのではなく、全体のバランスを配慮しているのも特徴といえます。
さらにエンジンは都合2度のオーバーホールと排気量アップなどのチューニングを経ることで信頼性とハイパワー化を両立。吸排気も変更され、ツーリングがメインというオーナーにとってもステージを選ばず軽快に走れる心臓を手に入れました。足まわりとエンジンとがトータルで組み合わさることで、ツーリングでも不自由しない性能を手に入れたのです。