エンジン総排気量 | 1,135cc |
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ピストン | ワイセコφ74mm |
カムシャフト | ケーヒンCRφ33mm |
エキゾースト システム |
Z1000S1 |
電装系 | ASウオタニ SPII |
オイルクーラー | アールズ 13段 |
ホイール | (F)ダイマグ Hセクション 2.75-18 (R)ダイマグ Hセクション 4.00-18 |
タイヤ | (F)ミシュラン パイロットロード 110/80-18 (R)ミシュラン レーシングスリック 16/72-18 |
Fブレーキ | キャリパー:スザキレーシング2ポット ローター:Z1000S1 マスター:Z1000S1 |
Fフォーク | Z1000S1 |
ブラケット | トップエンド |
Rショック | FOX |
スイングアーム | Z1000S1 |
フレーム補強 | 1ヶ所 |
クラッチ | トップエンド |
etc. |
エンジンサイドのクラッチ部分に存在する、削り出しブロックに目が向くと思われますが、これは弊社がオリジナルで作り出した乾式クラッチユニットです。乾式クラッチというとドゥカティやNSR250Rを思い浮かべるかもしれませんが、VFやFZ、GPzといったスーパーバイクシーンで活躍したワークスの名車たちや、あるいは現在のMotoGPマシンにも使われているレーシングマシン御用達のメカニズムでもあります。その乾式クラッチをカワサキワークス風のデザインでZ系に作れないかという要望があり、開発しました。
使用感は、クラッチの操作性が軽くなり、つながりも良好です。さらに油温低下(実測で約10度低減)、エンジンブレーキのバックトルク低減など、利点は数多くあります。
一般的に乾式クラッチはレースモデルに採用されるだけに耐久性を疑問視されることも多いのですが、NSR250Rのクラッチプレートを流用しているだけに、実用面では必要十分なレベルの耐久性を確保しています。
その乾式クラッチを搭載するベース車両もS1仕様車として徹底して作り込んでいます。S1純正パーツを各部にふんだんに用い、再現度の高いスタイルを実現しています。