エンジン総排気量 | 1,105cc |
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ピストン | コスワースφ73mm |
カムシャフト | GPz1100 |
キャブレター | ケーヒンCRφ33mm |
エキゾースト システム |
トップエンド |
電装系 | ASウオタニ ツインプラグ用ユニット |
オイルクーラー | アールズ13段 |
ホイール | (F)ダイマグ Hセクション 2.75-18 (R)ダイマグ Hセクション 4.50-18 |
タイヤ | (F)ミシュラン パイロットロード 120/70-18 (R)ミシュラン パイロットロード 160/70-18 |
Fブレーキ | キャリパー:クリエイトスタッフ ローター:Jクラシック |
Rブレーキ | キャリパー:クリエイトスタッフ |
Fフォーク | スプリング:ダブリュピー |
ブラケット | アンダー:Z1000RS1 |
Rショック | ワークスパフォーマンス |
スイングアーム | Jクラシック |
etc. |
生産から20年以上も経過した車両ともなれば、調子をくずしてしまっているモノもめずらしくありません。このZ1000Rは88年ころにロサンゼルスのJクラシックの手で製作されたS1レプリカ(SR1)で、発売からすでに22年が経過した車両です。現オーナーが購入してから間もなく調子がくずれてしまったとのことで、その修理に弊社へと持ち込まれました。
なお、用いられているパーツはほとんどJクラシックによるS1レプリカタイプ。もともとオーナーはS1に対するこだわりが非常に強く、現行パーツを採用するのではなく、S1らしさはそのままキープした状態に。そして、そのこだわりからツインプラグ化もご依頼いただきました。
弊社も車体レストアだけを行なったわけではなく、燃焼室の容量と形状にこだわってDプラグサイズでツインプラグ化しました。そしてツインプラグ化に付随して、オリジナルバッテリーケースを製作したり、エンジンをリジットマウント化するなど、走行性能向上や乗りやすさも考慮した仕様を追求しました。
ただガレージに飾るのであれば、これほど手を入れる必要はないかもしれません。しかし街乗りはもちろんのこと、普通に走れる仕様として作り上げたこの車両。“普通に走る”ということは、バイクが乗るためのモノである限り当然のことです。しかし、その当然のことを当然にすることが、実はもっとも重要なことなのです。