エンジン総排気量 | 1,105㏄ |
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ピストン | ワイセコφ73㎜ |
カムシャフト | ヨシムラ ST-1 |
キャブレター | ケーヒンFCRφ37㎜ |
エキゾースト システム |
カーカー |
電装系 | ASウオタニSPII |
オイルクーラー | アールズ13段 |
ホイール | (F)モーリス 2.75-18 (R)モーリス 4.00-18 |
タイヤ | (F)ブリヂストン BT-012SS 110/80-18 (R)ブリヂストン BT-012SS 150/70-18 |
Fブレーキ | キャリパー:APレーシング4ポット マスター:APレーシング |
Fフォーク | スプリング:ダブリュピー |
Rショック | オーリンズ |
ブラケット | GPクラフト |
スイングアーム | ビトーR&D |
スプロケット | トップエンド |
etc. |
90年代のパーツでカスタムしたいというオーナーの希望を取り入れたこのZ1000J。そのなかでも、ライディングにおいてとくに重要なファクターを持つ部分については、現代のパーツでしっかりと強化しているのがポイントです。
たとえば、現在では廃番となったモーリスのマグネシウム鋳造ホイールはオーナーのこだわりをくんでの採用です。ノーマルよりは軽量なのですが、現行のマグネシウム鍛造ホイールと比べれば重い。さらに、オーナーがビトーR&D好きということから、スイングアームやローターに弊社製を採用し、オーナーの好みを取り入れながら、しっかりと性能アップをはたしているのも見逃せないポイントです。
一方で、旧車の弱点といわれる電装系は、信頼性向上を図ってASウオタニSPIIを採用し、適正な点火時期によるパフォーマンスアップをねらいました。さらに、18インチながら高いグリップ力が期待できるBT-012SSの採用や、広いセッティング幅でオーナーに合わせた乗り味の獲得を目指したオーリンズ製リヤショックをセット。これら現代のパーツはより長く、より走りを楽しめるように考慮して採用した部分です。
90年代のパーツを使用しながら、要所には現代のパーツを用いることで、信頼性やパフォーマンスアップを図ったこのマシン。オーナーの考えや希望を尊重しながら、より長く走りを楽しめるようにという弊社の考えと姿勢を示したものです。