エンジン総排気量 | 1,103㏄ |
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ピストン | ワイセコφ73㎜ |
カムシャフト | ヨシムラST-1 |
キャブレター | ミクニTMRφ38㎜ |
エキゾースト システム |
カーカー |
電装系 | ASウオタニSPII |
ホイール | (F)ダイマグ Hセクション 2.75-18 (R)ダイマグ Hセクション 4.50-18 |
タイヤ | (F)ダンロップ D205 110/80-18 (R)ダンロップ D205 150/70-18 |
Fブレーキ | キャリパー:APレーシング CP2696 ローター:PMCφ330㎜ |
Rブレーキ | キャリパー:APレーシング CP2696 ローター:PMCφ250㎜ |
Fフォーク | アドバンテージカヤバ |
Rショック | オーリンズ |
ブラケット | PMC |
スイングアーム | ウイリー(ワンオフ) |
etc. |
現在、旧車におけるカスタムの方向性は、2種類に分けることができます。一方はホイールの17インチ化などに代表される現行モデルに劣らないパフォーマンスを求めたカスタム、もう一方は現代のパーツを使用しつつも当時のスタイルと乗り味を残したカスタム。弊社で製作したこのZ1000MkIIは、オーナーの希望もあり後者を選択しました。
APレーシングの前後2ポットキャリパーとPMC製ローターの組み合わせやカーカーのメガホンマフラー、アドバンテージカヤバのフロントフォークなどが、当時のスタイルを意識させるパーツ。また、ブラックを中心としたカラーチョイスも旧車らしい落ち着いた雰囲気を引き立てています。
しかし、見た目だけでなく性能面の向上も怠っていないのがポイント。サスペンション性能をフルに発揮させるようレイダウンして装着したオーリンズ製リヤショックやバネ下重量の軽減による軽快なコーナリング特性を目指したダイマグのマグネシウム鋳造ホイールは、乗り味を大きく損なわずパフォーマンスアップをねらっています。さらに、旧車の弱点ともいわれる電装系に関してもASウオタニSPIIの採用でしっかりと強化しており、信頼性を高めることも忘れていません。
このマシンのように当時のスタイルと性能にこだわったパーツ選択、さらには信頼性をしっかりとバランスさせることで、安心かつ楽しい絶版車ライフを送ることができるのです。