エンジン総排気量 | 860cc |
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ピストン | ヨシムラφ69mm |
カムシャフト | ヨシムラST-1 |
キャブレター | ケーヒンFCRφ35mm |
エキゾースト システム |
ワンオフ 中間パイプ:トップエンド ワンオフ サイレンサー:月木レーシング |
電装系 | ダイナS |
オイルクーラー | アールズ9インチ13段 |
ホイール | (F)ダイマグ Hセクション 2.75-18 (R)ダイマグ Hセクション 4.00-18 |
タイヤ | (F)ブリヂストン BT-020 110/80-18 (R)ブリヂストン BT-021 160/60-18 |
Fブレーキ | キャリパー:ブレンボ4ポット ローター:ワンオフ |
Rブレーキ | キャリパー:ブレンボ2ポット |
Fフォーク | チュリアーニ |
ブラケット | ワークス |
Rショック | ダブリュピー |
etc. |
ノーマルの火の玉カラーを身にまとい、シックな雰囲気にまとめ上げられているZ2。製作されたのは今から10年以上前、トップエンドの前身であるプロショップナカヤマの時代のことです。その時点でホイールや前後サスペンション、エンジンなどは手が加えられていました。今回、手を入れたのはメンテナンスをかねてのこと。実はオーナーは数年間乗ることがなく、再び乗り出すために細部のチェックのために弊社を訪れたのです。
再始動にあたり、オーナーはさらなるカスタムは望んでいませんでした。Zらしい乗り味とバランスのよさからホイールサイズの変更は考えておらず、エンジンの調子も悪くはありません。それだけ、製作当時にしっかりとしたノウハウで組み上げたのです。
エンジンはショートストロークを活かし、ガンガンアクセルを開けられる仕様。足まわりも18インチをベースにバランスよくまとまっています。弊社に持ち込まれる空冷Z系で、ときには乗りにくい車両もあります。代表自身は製作当時に手を加えたわけではありませんが、実際に今乗ってみても違和感はありません。
今回はキャブレターのオーバーホールや、各部のグリスアップなどに力が注がれました。とくに以前手を入れていたとしても、ときの流れはどんな劣化を生み出しているかはわかりません。トラブルに遭う前に、しっかりと適正な状態であるかを確かめることは重要です。放置している・いないにかかわらず、メンテナンスは不可欠な作業です。